今回は、石見銀山観光について歩き方や所要時間・ランチ/カフェなどの情報をご紹介します。
石見銀山の巡り方・歩き方
石見銀山の観光スポットは、大きく2つのエリアに分かれています。
大森(町並み)地区
ここは、江戸時代の商家や武家屋敷など、当時の街並みが感じられるエリアです。古い建物や街道の面影が楽しめます。
銀山地区
神社などの史跡もありますが、観光スポットとしては「間歩(まぶ)」と呼ばれる銀を掘るための坑道見学がメインになります。
石見銀山観光の楽しみ方としては、「町並み地区の散策」と「坑道見学」が基本です。
まず、車で行かれる方は、石見銀山公園駐車場(上記地図B)に車を停めましょう。ここがスタート地点になります。自動車では、入れないエリアが多いので、車は駐車しておいて、徒歩・自転車・カート(後述)で移動になります。
スポット1.龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)
銀の採掘をするために作られた坑道を間歩(まぶ)と言います。石見銀山に数多く残る間歩で、唯一この龍源寺間歩が常時公開されています。龍源寺間歩は上記地図Cにあります。
ハイライトである鉱山跡を見られるのはここだけですので、まずここに行きましょう。(常時見学できるのは、龍源寺間歩だけで、ガイドツアーに申し込めば間歩も見ることができます。)
銀山地区は、龍源寺間歩を抑えればOKだと思いますが、時間がありましたら、佐毘売山神社にも立ち寄ってみてください。
2.町並み地区散策
江戸時代の古い街並みが残るエリアが大森地区です。ここでは散策を楽しみましょう。いくつか公開されている建物があるので、そこを訪れつながら、レトロな街並みを楽しむことができます。
立ち寄りのおすすめは下記の3つです。
2.1 旧河島家
旧河島家は、いわゆる武家屋敷で、1800年初頭に建てられた屋敷です。屋敷中には、当時の暮らしがうかがえる様々な展示がされています。
2.2 熊谷家住宅
こちらは商家です。熊谷家は、鉱山業・酒造業・掛屋(米や銀など、年貢などの物をお金に換金する業者)など、様々な商いをしていた家で、日々の生活で使っていた家財道具などが展示されています。
3.3観世音寺
ここはガイドブックなどではあまり紹介されていないのですが、ロケーションが良かったので、ぜひ行ってみて下さい。階段を上った先にお寺がありますが、大森地区を見渡せる写真スポットだと思います。
石見銀山観光・所要時間
石見銀山は銀山地区と大森地区に分かれますが、お互いの地区を行き来するのに時間がかかるため、移動が徒歩の場合と自転車・カートを使った際には必要な時間が大きく変わります。
参考までに今回、巡ったルートを時間と共に紹介します。
石見銀山を歩いたルート紹介&所要時間
観光スポットの( )は滞在時間です。
(徒歩)15分
(徒歩)10分
(徒歩)2分
(徒歩)10分
(徒歩)5分
(徒歩)2分
(カート)25分
(徒歩)45分
観光の所要時間
徒歩とカートで移動しながら観光をして、午前10時から散策を始めて、現地を出たのが14時くらいなので、合計4時間くらいの所要時間でした。
途中、カフェで休憩したり、お店に入ったりもしたので、純粋な観光だと3時間弱くらいかと思います。
さらにこの後、世界遺産センターに行って1時間ほどセンターを見学したので、石見銀山には合計5時間ほど滞在したことになります。
石見銀山ランチ/カフェ休憩
石見銀山で立ち寄った、ランチ/カフェのおすすめを紹介します。
ベッカライコンディトライ ヒダタ
ドイツで修行を積んだというご主人が経営するベーカリーです。隣にはジェラート&カフェもありますので、美味しいパンとジェラートをお楽しみください。
パンは、プレッツェルがおすすめです!
お店の情報はこちらから
石見銀山の移動:レンタサイクル・カート
大森地区(代官所前)から龍源寺間歩まで歩いていくと、片道約3.1Kmもあり、相当大変なので、レンタサイクルかカートを使って回るのがおすすめです。
レンタサイクル
自転車があると大変便利です。
龍源寺間歩まではずっとゆるい坂道なので、体力に自信がない方は、電動自転車がおすすめです。
貸し自転車屋さんは2か所あります。(上記地図参照)
料金は、普通自転車は500円/3時間・電動自転車は、2時間700円です。
ぎんざんカート
ゴルフ場のカートのような乗り物です。移動は大変楽ですが、4人乗りで満車だと乗ることができません。バスのように運行時間も決まっているので、空車でうまく時間が合えば、という条件にはなってしまいますが、なかなか楽しく快適な乗り物でした。
運転手さんが石見銀山の歴史や史跡の案内もしてくれました。
ちなみに、龍源寺間歩に行く際は、カートだと入口近くまで行けますが、自転車だと少し手前までしか行けなくて、そこからは歩いて行くことになります。
大森代官所バス停から乗ったので、龍源寺間歩まで片道500円でした。
まとめ
石見銀山観光の巡り方・方法などをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
ポイントをまとめると以下のようになります。
- 大森(町並み)地区を散策して、歴史建造物を見てまわろう
- 銀山地区は龍源寺間歩をおさえればまずはOK
- 巡る際は、レンタサイクルかカートを利用しよう
- 観光の所要時間は3時間程度は見ておこう